LET IT BEのリプロ盤

少し前のことですが、US盤『LET IT BE』のリプロ盤を入手しました。 自分で購入したわけではなく、頂き物なんですけどね。 US盤『LET IT BE』はリプロが多く出回っています。 ネットオークションなどを見ていても、それらしきレコードをよく見かけます。 リプロ盤でも出来の良いものとそうでないものがありますが、これの出来はイマイチだと思います。 ジャケットの画像ですが、左がリプロで右が正規盤です。 発色の違いが一目瞭然です。 色褪せしたような印刷のジャケットは他のタイトルのリプロ盤にもよく見られます。 それにカットアウトがあるとリプロの可能性が高そうです。 レーベルの違いはどうでしょうか? こちらがリプロです。 こちらが正規盤です。 パッと見ですけど、レーベルの印刷にはそれほど大きな違いがないように感じます。 マトリックス刻印は手彫り調です。 正規盤のマトリックスも手彫り調です。 ちょっとまぎらわしいですね。 正規盤にもある「sf」刻印や、 「Phil + Ronnie」の刻印もあります。 ペンシルベニア州のスクラントン工場でプレスされた盤に刻印された三角形のマークもありますけど、歪んだ形の三角になっています(笑) 正規盤のスクラントン工場の刻印です。 違いは明確ですね。 それと、リプロには「Bell Sound」刻印がありません。 リプロでも「sf」刻印はある…

続きを読む

また閉店です

札幌市内の中古レコード店がまた閉店してしまいました。 昨年は北18条の「楽音舎」が閉店してしまいましたが、今年も一店舗減ってしまいました。 閉店したのは狸小路2丁目にあった「KING KONG札幌店」です。 KING KONG札幌店は一度閉店した後、8年ほど前に再オープンして営業していました。 しかし、今後は実店舗を閉じて、ネットでの営業に専念するとのことです。 この店では私が全く知らなかったアーティストのレコードを買う機会が多かったと思います。 私の訪問頻度は年に5、6回程度だったので常連客ではありませんでしたが、訪問する度に何かしらの買い物はしていました。 一度閉店してしまう前はSTUDIO ONEの再発盤をよく買っていましたし、再オープン後にはソウル系のアルバムを買うことが多かったです。 これからもネットで買い物ができるとはいえ、実店舗が無くなってしまうのは非常に残念です。 閉店する前の1月に購入したレコードです。 SPENCER DAVIS GROUPの『WITH THEIR NEW FACE ON』です。 USオリジナルのステレオ盤で、購入金額は1350円くらいでした。 STEVE WINWOOD脱退後の不人気作ではありますけど、この値段ならお買い得だと思います。 最後の最後に良い買い物ができました。

続きを読む

新品レコード

最近、新品レコードを買うことは滅多にありません。 物価高の昨今、レコードだけが昔の価格のままというのは無理な話ですけど、新品のレコードで1枚4~5千円という価格を見ると買うのを躊躇してしまいます。 以前なら2枚組のレコードが買えた値段ですからね(苦笑) それが全く聴いたことのない音源ならともかく、何度も聴いたことのあるアルバムの再発なら買う気が失せてしまいます。 仮に同じ5千円なら、聴いたことのないアルバムを中古レコードで複数枚買った方が得だと感じてしまいます。 しかし、既に聴いたことのあるアルバムでも例外はあります。 最近購入した新品レコードでは、P.P. ARNOLDの1stアルバム『THE FIRST LADY OF IMMEDIATE』がそれに当たります。 CHARLYからの再発盤で、価格は送料込みで5千円ほどでした。 私にとって5千円は安い金額ではありませんが、オリジナル盤なら確実に万単位の金額になりますし、なんとか許容できる範囲かなと思っています。 このアルバムは紙ジャケCDを所有していました。 紙ジャケCDにはモノラル音源が収録されていますが、この再発盤はステレオです。 これだけでも買う価値はありますが、可憐なモッズ・ヒロインのジャケットはレコードで持っていたいです。 『THE FIRST LADY OF IMMEDIATE』はプロデューサーが複数人いることもあって、内容的には少々とっ散らかった印象ですけど、…

続きを読む

引っ越しました

DAVE CLARK FIVEやBEATLES、ROLLING STONES、THE WHO、SMALL FACESなどブリティッシュ・ビート好きの音楽ブログです。 ブリティッシュ・ビートの他にも、ELVISやMOTOWN、古いSKAなども好きです。 3月末にブログサービスが終了するSSブログから引っ越しました。 当ブログを始めたのは19年ほど前です。 それなりに長い間続けてきたブログではありますが、残念なことにブログを開設してからお世話になってきた音楽ブログで、今も継続されている方はごく僅かです。 正直なところ、今さらブログを移転させてまで続ける意義があるのか?という考えもありました。 しかし、過去の記録を簡単に消してしまうのは忍びない気持ちもあって、しばらくの間は続けてみようかと思っています。 現在ではブログの更新頻度も落ちてはいますが、好きな音楽やレコード、CD、DVD、レコード店、ネットオークションなどの話を記事にしていきたいと思います。 サブブログの『新・自己満足レコード館』もSSブログよりSeesaaブログに移転しています。 こちらも併せて宜しくお願いします。

続きを読む

LITTLE GAMESのリプロ盤

少し前の記事にも載せていましたが、YARDBIRDSの『LITTLE GAMES』をUSオリジナルのステレオ盤で入手しました。 裏ジャケです。 「DEMONSTRATION NOT FOR SALE」の赤スタンプが押してあります。 付属していたインナー・スリーブです。 白無地のインナー・スリーブです。 この時期(60年代後半)だとこれがオリジナルだと思います。 レーエルは米EPICのイエロー・ラベルです。 マトリックスは機械打ちでSIDE1が-1A、SIDE2が-1Fでした。 これは間違いなくUSオリジナル盤だと思います。 それに対して、今まで持っていた盤は以前から疑わしいと感じていました。 https://poposuke2.seesaa.net/article/2017-11-03.html やはり今回購入した盤と比べると、明らかに違っていました(苦笑)

続きを読む

第10回札幌レコード店ツアー 2024

先日、いつもお世話になっている音楽ブログ『analog Beat』の管理人であるJDさんとご一緒に札幌市内のレコード店回りをしました。 JDさんと札幌市のレコード店回りをするのは今年で10回目になりました。 1回目は2012年だったので、もう12年前のことです。 その際に訪問した店で、当時のまま営業しているのは「フレッシュ・エアー」だけです。 「KING KONG」は1度閉店しての再出店ですが、多くの店が閉店してしまいました。 しかし、今は新しい店もオープンしています。 今回も前回同様、2日間で店回りをしました。 初日は札幌市郊外の店回りです。 訪問したのは、「文教堂書店」(白石区南郷通8丁目北1-5)、「サイクルレコード」(白石区本郷通5丁目南4-18)、「ANIMALS」(中央区大通西16丁目3-32大通ハイチ3F)、「音楽創庫タナカ 」(中央区南22条西9丁目1-38電車通り)、「ファイブ・ワン」(中央区南2条西1丁目第3広和ビル2F)の5店舗です。 最初に訪問したのは、地下鉄東西線南郷7丁目駅近くの「文教堂書店」です。 ここで購入したのはこのレコードです。 THE BOOMTOWN RATSの『THE FINE ART OF SURFACING』です。 US盤で購入金額は500円でした。 BOOMTOWN RATSのアルバムは持っていませんでしたし、500円なら悪くはないかと思い購入しました。 2店舗目は文教堂書店から徒歩10分ほどの…

続きを読む

苫小牧のレコード店

少し前のことですが、苫小牧市のレコード店に行ってきました。 訪問したのはレコードショップ「プロペラ」(苫小牧市新富町2丁目12-17)です。 店がオープンしたのは一昨年ですが、この場所には去年移転してきたようです。 これまで店は2回訪問しています。 どちらも苫小牧での所用ついでに立ち寄りました。 店内はそれほど広くはありませんがきれいに整理されており、とても見やすい売場でした。 これだけでも非常に好印象です。 品揃えはオール・ジャンルで、特にブラック・ミュージックの在庫が充実しているように感じました。 最初の訪問時に購入したのはこのレコードです。 MARVIN GAYE & TAMMI TERRELLの『EASY』です。 USオリジナルのステレオ盤で購入金額は2300円でした。 私はTAMMI TERRELLファンですが、このアルバムだけは未所有でした。 状態は良かったですし、大変良い買い物ができたと思います。 2度目の訪問時には2枚のレコードを購入しました。 YARDBIRDSの『LITTLE GAMES』です。 USオリジナルのステレオ盤で購入金額は(記憶が確かなら)3600円でした。 『LITTLES GAMES』はかなり怪しいカウンターフィットっぽい盤を持っていましたが、これは間違いなくオリジナル盤だと思います。 ジャケットには書き込みなどもありますが、盤の状態は良好でした。 もう1枚はMARVIN GAYEの『M.P.G.』…

続きを読む

やっと完成です。

前から探していたELVISの米RCA CAMDEN盤ですが、やっとこのアルバムを入手しました。 勿論、忌まわしいPICKWICK盤ではありません。 とはいえ、CAMEDEN盤も背表紙にアーティスト/タイトル表記すらない廉価盤です。 これでCAMDEN盤を制覇したと同時に、ELVISのクリスマス・アルバムも揃ったことになります。 残念ながら1枚目はオリジナル盤ではなく、50周年記念の再発盤です。 微妙なジャケットの再発盤も持っています。 70年代に発売されたクリスマス・アルバムです。 これも最初のクリスマス・アルバムに負けず劣らず素晴らしい内容だと思います。 70年代のELVISといえば、最近は70年代のアルバムもいくつか購入しています。

続きを読む

本当かな?

THE DOVELLSといえば米CAMEO~PARKWAYレーベルを代表する白人R&Bグループです。 「BRISTOL STOMP」や「YOU CAN’T SIT DOWN」の大ヒットで知られています。 リード・シンガーのLEN BARRYはソロになっても活躍します。 そんなDOVELLSをDiscogsで調べる機会があったのですが、彼らのプロフィール欄を読むと、「別名:The Liverpools, The Magistrates」の一文がありました。 THE MAGISTRATESはLEN BARRYが独立した後に残ったメンバーで結成したグループですが、THE LIVERPOOLSとはこんなグループです。 似非マージー・ビート・グループです(苦笑) 本当か!?と思ってしまいましたが、LIVERPOOLSのWYNCOTEレーベルはCAMEO傘下なので、可能性としてはゼロではありません。 CAMEO~PARKWAYレーベルといえば流行りものには敏感な何でもありレーベルです。 改めてLIVERPOOLSのアルバムを聴いてみると、どことなくDOVELLSっぽい感じもします(笑) でも、明らかにやる気のない雰囲気が伝わってくるので、やっつけ仕事だったのは間違いありません。 予算の無い企画盤だったので、あまりにも時給が安かったのでしょうか? このアルバムは今までいインチキ企画盤として聴いてきましたが、「THE DOVELLS」のフィルターをかけると全く違った聞…

続きを読む

もう少しです。

RCA CAMDENは米RCAの廉価レーベルです。 私はELVISのCAMDEN盤を以前からコツコツと集めていました。 CAMDEN盤の大半はチープなジャケット・デザインと適当な寄せ集め選曲が特長ですが、困ったことにCAMDEN盤にしか収録されていない曲も多いのです(苦笑) こういった廉価レーベルのアルバムは探そうとするとなかなか見つからないものです。 1975年頃から発売されていた米PICKWICKからの再発盤ならよく見かけるのですが・・・ PICKWICK盤もRCAから販売権を取得した正規盤ですけど、元々PICKWICKって怪しい会社というイメージしかありません。 いくつかのアルバムではジャケット・デザインが改悪されていますし、ジャケットやレーベルに刻まれた”P”のロゴは呪われた刻印に思えます。 PICKWICK盤のほとんどが三桁の値段で売られているのは魅力的ですが、廉価レーベルの廉価盤(?)にはあまり購入意欲が湧きません。 そんな状況でもELVISのCAMDEN盤はだいぶ集まってきました。 『FLAMING STAR』 オリジナルは1968年の発売されたRCA VICTOR盤です。 CAMDEN盤は翌年の再発になります。 でも、RCA VICTOR盤は実物を見たことがありません。 『LET'S BE FRIEND』 RCAからはCAMDEN盤のみが発売されたアルバムですが、後年PICKWICKが再発した際にはジャケット・デザインを改悪し…

続きを読む